COMPARE / 選定と使い分け

FPGAとASICの違い

FPGAは製造後に利用者が内部回路を構成できる集積回路で、少量生産や短い開発期間、出荷後の機能更新に向きます。ASICは大量生産時の1チップあたりの単価が低い一方、マスクや設計などの初期費用(NRE)がかかり、仕様変更や設計ミスが開発リスクになります。

HOW IT WORKS / 仕組みから比べる

論理ブロックと配線を構成する方式、製造時に固定する方式を比べます。

枠付きの部位や「比較表で確認」を選ぶと、対応する説明へ移動します。

FPGA / 構成データで設定

論理 論理 論理 論理 論理 論理 論理機能 + 接続を構成
構成を変更して、論理機能や接続を更新する方式です。

ASIC / 製造時に回路を形成

演算回路 制御回路 入出力回路
用途に合わせて回路を設計します。内蔵CPUのソフトウェア変更と、回路そのものの変更は別です。

論理と配線の概念図です。ブロック数は規模や性能を表しません。FPGAの再構成方法、内蔵RAM・DSP・固定IPなどの構成は製品によります。

参考資料・更新情報 (1件)

確認日: 2026-11-01

FOCUS / 気になる違いから読む

回路の変更

A / FPGA

製造後に構成でき、出荷後の機能更新もできる

B / ASIC

仕様変更や設計ミスが開発リスクとなる

初期費用

A / FPGA

開発コストが低い

B / ASIC

マスク、設計、EDAツール、技術者などのNRE(非経常費用)がかかる

量産時の単価

A / FPGA

生産量が少ないときはASICよりコストが低い

B / ASIC

大量生産時の1チップあたりのコストが低い

性能・消費電力

A / FPGA

従来はASICに比べて低速でエネルギー効率が悪かったが、性能差はかなり縮まっている

B / ASIC

従来はFPGAより高速でエネルギー効率が高いとされてきた

A / こんなときに検討

FPGA

  • 生産量が少ない製品や、早く市場に出したい開発
  • 出荷後に機能や規格対応を更新したい機器
  • 並列処理を生かすデジタル信号処理や画像処理など
B / こんなときに検討

ASIC

  • 大量生産で1個あたりのコストを下げたい製品
  • 仕様が固まっており、仕様変更や設計ミスのリスクを避けたい製品

観点ごとの違い

観点FPGAASIC
回路の変更図に戻る ↑製造後に構成でき、出荷後の機能更新もできる仕様変更や設計ミスが開発リスクとなる
初期費用図に戻る ↑開発コストが低いマスク、設計、EDAツール、技術者などのNRE(非経常費用)がかかる
量産時の単価生産量が少ないときはASICよりコストが低い大量生産時の1チップあたりのコストが低い
性能・消費電力従来はASICに比べて低速でエネルギー効率が悪かったが、性能差はかなり縮まっている従来はFPGAより高速でエネルギー効率が高いとされてきた

置き換え・調達で確認すること

仕様書と照らし合わせ、確認できた項目にチェックしてください。チェックはこのページを離れると消えます。

仕様が決まったら

分類を選ぶと、見積依頼文の作成に進めます。メーカー一覧では購入先を確認できます。

FPGA・PLDの見積依頼文 → メーカー・代理店を探す ↓
参考資料・更新情報 (2件)

一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。