COMPARE / 選定と使い分け

LoRaWANとNB-IoTの違い

どちらも低消費電力・低ビットレートのLPWAですが、LoRaWANは免許不要のサブGHz帯を使う方式、NB-IoTは3GPPが標準化した免許帯のセルラー方式です。NB-IoTは携帯キャリアが提供するサービスとして使われる点も異なります。

HOW IT WORKS / 仕組みから比べる

端末からアプリまで、通信の経路をたどる

「比較表で確認」を選ぶと、対応する説明へ移動します。

LoRaWAN / ゲートウェイを経由

端末ゲートウェイネットワークサーバーアプリケーション 無線IP網
端末の無線パケットをゲートウェイがIPネットワークへ中継し、ネットワークサーバーへ届けます。

NB-IoT / セルラー網を経由

端末基地局コアネットワークアプリケーション 無線セルラー網
端末は基地局に接続し、コアネットワークを通じてアプリケーションへ通信します。

論理構成の例です。無線区間を破線で示します。LoRaWANの複数ゲートウェイ受信や加入処理、セルラー網内の詳細機能は省略。利用地域の周波数条件と通信サービスの提供状況は別途確認します。

参考資料・更新情報 (2件)

確認日: 2026-11-01

FOCUS / 気になる違いから読む

分類

A / LoRaWAN

低電力・低ビットレートの広域ネットワーク(LPWA)。LoRaWANはLoRa無線を用いるネットワーク仕様

B / NB-IoT

3GPPが標準化した狭帯域のセルラーLPWA。端末から基地局・コアネットワークを経由する

周波数

A / LoRaWAN

免許不要のサブGHz帯。EU868(863〜870/873 MHz)、US915(902〜928 MHz)、IN865(865〜867 MHz)、AS923(915〜928 MHz)など地域で異なる

B / NB-IoT

免許が必要な周波数帯を使う

標準化

A / LoRaWAN

仕様はオープンな非営利団体(LoRa Alliance)が策定。物理層のLoRaは独自技術

B / NB-IoT

3GPP Release 13(LTE Advanced Pro)で2016年6月に仕様が確定

設計の重点

A / LoRaWAN

バッテリー駆動の機器を無線でインターネットにつなぐ低電力設計

B / NB-IoT

屋内カバレッジ、長いバッテリー寿命、高い接続密度に重点

A / こんなときに検討

LoRaWAN

  • 免許不要の周波数帯を使いたい場合
  • バッテリー駆動の機器で、少量のデータを低ビットレートで送る場合
  • ゲートウェイ経由のタイムスタンプによる測位など、LoRaWAN固有の機能を使う場合
B / こんなときに検討

NB-IoT

  • 携帯キャリアのセルラー網のサービスとして通信を調達したい場合
  • 屋内のカバレッジや多数の機器の同時接続を重視する場合
  • 3GPP標準に基づく免許帯の通信を前提とする場合

観点ごとの違い

観点LoRaWANNB-IoT
分類図に戻る ↑低電力・低ビットレートの広域ネットワーク(LPWA)。LoRaWANはLoRa無線を用いるネットワーク仕様3GPPが標準化した狭帯域のセルラーLPWA。端末から基地局・コアネットワークを経由する
周波数図に戻る ↑免許不要のサブGHz帯。EU868(863〜870/873 MHz)、US915(902〜928 MHz)、IN865(865〜867 MHz)、AS923(915〜928 MHz)など地域で異なる免許が必要な周波数帯を使う
標準化仕様はオープンな非営利団体(LoRa Alliance)が策定。物理層のLoRaは独自技術3GPP Release 13(LTE Advanced Pro)で2016年6月に仕様が確定
設計の重点バッテリー駆動の機器を無線でインターネットにつなぐ低電力設計屋内カバレッジ、長いバッテリー寿命、高い接続密度に重点

置き換え・調達で確認すること

仕様書と照らし合わせ、確認できた項目にチェックしてください。チェックはこのページを離れると消えます。

仕様が決まったら

分類を選ぶと、見積依頼文の作成に進めます。メーカー一覧では購入先を確認できます。

LPWA モジュール(LoRa・Sigfox 等)の見積依頼文 →セルラーモジュール(LTE・5G)の見積依頼文 → メーカー・代理店を探す ↓
参考資料・更新情報 (6件)

一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。