COMPARE / 選定と使い分け
DRAMとSRAMの違い
DRAMは電荷の有無で記憶するためリフレッシュが必要ですが、大容量を安価に作れるため主記憶に使われます。SRAMはフリップフロップ構造で、リフレッシュ不要・高速な代わりに面積あたりの容量が小さくビット単価が高く、キャッシュや内蔵メモリに使われます。
HOW IT WORKS / 仕組みから比べる
電荷を記憶するセルと、回路の状態を保持するセルを比べます。
枠付きの部位や「比較表で確認」を選ぶと、対応する説明へ移動します。
DRAM / 電荷で保持
SRAM / 回路の状態で保持
1ビットの機能を示す模式図です。DRAMのセンスアンプ、SRAMのアクセス回路や電源配線は省略しています。
FOCUS / 気になる違いから読む
記憶の仕組み
A / DRAM
キャパシタの電荷の有無で1ビットを記憶する
B / SRAM
たすきがけのインバータ(フリップフロップ構造)で保持する
セル構成
A / DRAM
キャパシタ1個とスイッチ用FET1個
B / SRAM
6個のMOSFET(6T)が典型
リフレッシュ
A / DRAM
必要。数十ミリ秒程度の規定時間内に全行をリフレッシュする
B / SRAM
不要(保持には電源が必要)
揮発性
A / DRAM
揮発性
B / SRAM
揮発性(電源が切れると内容は失われる)
速度
A / DRAM
寄生抵抗による時定数が制約。アクセスタイムはこの10年で約1/3の短縮にとどまると記載
B / SRAM
DRAMより高速に読み書きできる
集積度とコスト
A / DRAM
大容量を安価に作れる
B / SRAM
面積あたりの容量が小さく、ビット単価が高い
消費電力
A / DRAM
リフレッシュのために常に電力を消費する
B / SRAM
アイドル時は数マイクロワット程度と極めて低い。頻繁なアクセスではDRAMと同程度になることもある
インタフェース
A / DRAM
アドレスを多重化する
B / SRAM
アドレスの全ビットを同時に受け付け、単純
主な用途
A / DRAM
主記憶、デジタルテレビやデジタルカメラの作業用メモリ
B / SRAM
CPUのレジスタ、キャッシュ、マイコンの内部メモリ、機器のバッファ
A / こんなときに検討
DRAM
- 大容量の作業メモリが必要な機器
- ビット単価を抑えて容量を確保したい場面
- 主記憶として使う構成
B / こんなときに検討
SRAM
- 高速アクセスが必要なキャッシュやバッファ
- 待機時の消費電力を抑えたい組み込み機器
- インタフェースを単純にしたい場面
観点ごとの違い
| 観点 | DRAM | SRAM |
|---|---|---|
| 記憶の仕組み図に戻る ↑ | キャパシタの電荷の有無で1ビットを記憶する | たすきがけのインバータ(フリップフロップ構造)で保持する |
| セル構成図に戻る ↑ | キャパシタ1個とスイッチ用FET1個 | 6個のMOSFET(6T)が典型 |
| リフレッシュ図に戻る ↑ | 必要。数十ミリ秒程度の規定時間内に全行をリフレッシュする | 不要(保持には電源が必要) |
| 揮発性 | 揮発性 | 揮発性(電源が切れると内容は失われる) |
| 速度 | 寄生抵抗による時定数が制約。アクセスタイムはこの10年で約1/3の短縮にとどまると記載 | DRAMより高速に読み書きできる |
| 集積度とコスト | 大容量を安価に作れる | 面積あたりの容量が小さく、ビット単価が高い |
| 消費電力 | リフレッシュのために常に電力を消費する | アイドル時は数マイクロワット程度と極めて低い。頻繁なアクセスではDRAMと同程度になることもある |
| インタフェース | アドレスを多重化する | アドレスの全ビットを同時に受け付け、単純 |
| 主な用途 | 主記憶、デジタルテレビやデジタルカメラの作業用メモリ | CPUのレジスタ、キャッシュ、マイコンの内部メモリ、機器のバッファ |
置き換え・調達で確認すること
仕様書と照らし合わせ、確認できた項目にチェックしてください。チェックはこのページを離れると消えます。
仕様が決まったら
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