COMPARE / 選定と使い分け
光電センサと近接センサの違い
光電センサは光の遮断や反射を使い、金属・樹脂・紙などを検出の対象にできます。近接センサは電磁場や静電場の変化を使い、誘導型は金属が対象で検出距離は数mm〜数十mmと短めです。光電センサは汚れや色、透明体の影響を受け、近接センサは粉塵や油のある環境でも使えるとされます。
HOW IT WORKS / 仕組みを図で見る
光路や検出領域は模式図で、実寸・検出距離の保証値ではありません。原理の切り替えは機種の切り替えを意味します。
参考資料・更新情報 (2件)
確認日: 2026-11-01
FOCUS / 気になる違いから読む
検出原理
A / 光電センサ
光の遮断や反射の変化を利用する
B / 近接センサ
電磁場や静電場の変化を利用する(誘導型は金属の渦電流の変化)
検出対象
A / 光電センサ
光を遮る、または反射する物体。金属・樹脂・紙などが対象になる
B / 近接センサ
誘導型は金属など導電性の物質のみ。静電容量型は樹脂、液体、粉体なども検出できる。磁気型は磁石が対象
検出距離の目安
A / 光電センサ
検出距離が長い(例:1m以上)場合に光電センサなどを候補にする
B / 近接センサ
一般に数mm〜数十mm程度。シールド型は検出距離が短めになる
対象の材質による変化
A / 光電センサ
反射型は黒やマットな表面が光を吸収して検出しにくいことがある。透明フィルムは誤検出しやすい
B / 近接センサ
誘導型は鉄が定格距離の100%に対し、アルミは約30%、銅は約25%とする例がある
埃・油・水への影響
A / 光電センサ
埃や汚れの影響を受けやすい。レンズへの付着などの確認が必要
B / 近接センサ
埃や油、水のある過酷な環境でも使えるとされる。ただし耐水・耐油性は機種ごとに異なる
取付・調整
A / 光電センサ
透過型は投光器と受光器の両側に配置し、光軸の調整が必要
B / 近接センサ
ミリ単位の位置調整が必要で、周囲の金属や同種のセンサ同士の干渉で誤動作することがある
A / こんなときに検討
光電センサ
- 検出距離が長い(例:1m以上)とき
- 金属・樹脂・紙など、材質を問わずに検出したいとき
- 対向して設置でき、光軸の調整が可能なとき
B / こんなときに検討
近接センサ
- 金属の有無や位置を、粉塵や油のある環境で検出したいとき(誘導型)
- 樹脂・液体・粉体などの非金属も検出したいとき(静電容量型)
- 近距離(数mm〜数十mm)で足りるとき
観点ごとの違い
| 観点 | 光電センサ | 近接センサ |
|---|---|---|
| 検出原理 | 光の遮断や反射の変化を利用する | 電磁場や静電場の変化を利用する(誘導型は金属の渦電流の変化) |
| 検出対象 | 光を遮る、または反射する物体。金属・樹脂・紙などが対象になる | 誘導型は金属など導電性の物質のみ。静電容量型は樹脂、液体、粉体なども検出できる。磁気型は磁石が対象 |
| 検出距離の目安 | 検出距離が長い(例:1m以上)場合に光電センサなどを候補にする | 一般に数mm〜数十mm程度。シールド型は検出距離が短めになる |
| 対象の材質による変化 | 反射型は黒やマットな表面が光を吸収して検出しにくいことがある。透明フィルムは誤検出しやすい | 誘導型は鉄が定格距離の100%に対し、アルミは約30%、銅は約25%とする例がある |
| 埃・油・水への影響 | 埃や汚れの影響を受けやすい。レンズへの付着などの確認が必要 | 埃や油、水のある過酷な環境でも使えるとされる。ただし耐水・耐油性は機種ごとに異なる |
| 取付・調整 | 透過型は投光器と受光器の両側に配置し、光軸の調整が必要 | ミリ単位の位置調整が必要で、周囲の金属や同種のセンサ同士の干渉で誤動作することがある |
置き換え・調達で確認すること
- 検出対象の材質・表面状態で検出距離が変わるため、実際のワークで確認する
- 光電センサは透明度・色・表面状態に合う方式(透過型、反射型など)を選ぶ
- 近接センサはシールド型か非シールド型かで検出距離が異なる。周囲の金属との間隔や取付条件を確認する
関連する比較
一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。