COMPARE / 選定と使い分け
有接点リレーとSSRの違い
有接点リレーはコイルで可動接点を動かす方式、SSR(半導体リレー)は半導体素子で開閉する無接点の方式です。SSRは接点がなくアークが出ず、ON/OFFの繰り返し回数の多い用途に向く一方、オフ時の漏れ電流と大電流時の発熱があります。有接点リレーは直流の制御ができます。
SWITCHING / 動く接点と半導体を比べる
制御入力を切り替える
電磁リレー:接点が動く
SSR:半導体で切り替える
制御と出力の関係を示すブロック図です。SSRのAC/DC方式、ゼロクロス動作、ターンオフ条件、漏れ電流・電圧降下は製品ごとに確認してください。電磁リレーの動作遅れやバウンスも省略しています。
参考資料・更新情報 (2件)
- OMRON — General Purpose Relays / Structure and Operating Principle ↗
- OMRON — Solid-state Relays / Structure and Operating Principle ↗
確認日: 2026-11-01
FOCUS / 気になる違いから読む
構成
A / 有接点リレー
コイルと可動接点
B / SSR
半導体素子で構成。フォトカプラ結合、トランス結合、ハイブリッドの種類がある
寿命
A / 有接点リレー
機械式接点のため寿命が限られる
B / SSR
無接点のため長寿命とされる。ただし熱や振動で素子が急に劣化することがあり、寿命の見極めが難しい
動作音・ノイズ
A / 有接点リレー
動作音がある。接点にアークが発生してノイズが出ることがある
B / SSR
動作音がなく、アークも出ない。ゼロクロスタイプは出力電圧が0Vのときに切り替えるためスパイクノイズが出ない
応答速度・駆動電力
A / 有接点リレー
応答は遅く、駆動電力は大きいとされる
B / SSR
応答が速く、駆動電力は小さいとされる
直流の制御
A / 有接点リレー
可能
B / SSR
不可とされる(シャープの比較表)
位相制御
A / 有接点リレー
不可
B / SSR
非ゼロクロスタイプで可能
A / こんなときに検討
有接点リレー
- 直流負荷を開閉したいとき
B / こんなときに検討
SSR
- ON/OFFの繰り返し回数が多い用途
- 動作音やアークによるノイズを避けたいとき
- 位相制御やゼロクロス動作を使いたいとき
観点ごとの違い
| 観点 | 有接点リレー | SSR |
|---|---|---|
| 構成 | コイルと可動接点 | 半導体素子で構成。フォトカプラ結合、トランス結合、ハイブリッドの種類がある |
| 寿命 | 機械式接点のため寿命が限られる | 無接点のため長寿命とされる。ただし熱や振動で素子が急に劣化することがあり、寿命の見極めが難しい |
| 動作音・ノイズ | 動作音がある。接点にアークが発生してノイズが出ることがある | 動作音がなく、アークも出ない。ゼロクロスタイプは出力電圧が0Vのときに切り替えるためスパイクノイズが出ない |
| 応答速度・駆動電力 | 応答は遅く、駆動電力は大きいとされる | 応答が速く、駆動電力は小さいとされる |
| 直流の制御 | 可能 | 不可とされる(シャープの比較表) |
| 位相制御 | 不可 | 非ゼロクロスタイプで可能 |
置き換え・調達で確認すること
- SSRへ置き換える場合は、負荷が直流でないかを確認する(比較表ではSSRの直流制御は不可とされる)
- オフ時の漏れ電流が、接続先の負荷や入力回路の誤動作につながらないかを確認する
- 負荷電流に応じた放熱条件(放熱器、取り付け方法)を仕様書で確認する。3Aを超える負荷電流では外付け放熱器を使うとする製品がある
- SSRはゼロクロス・非ゼロクロスなどタイプが分かれるため、負荷に合うタイプを確認する
関連する比較
一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。