COMPARE / 選定と使い分け
C0GとX7Rの違い
C0G(NP0)は温度や電圧による容量変化がほとんどないClass 1。X7Rは誘電率が高いClass 2で、小型でも大きな容量を取れる一方、温度・直流電圧・時間で容量が変わる。
HOW IT WORKS / 仕組みから比べる
直流電圧をかけると、容量はどう変わる?
「比較表で確認」を選ぶと、対応する説明へ移動します。
C0G / 電圧による容量変化が小さい
X7R / 使用電圧で容量を確認
線は傾向だけを表す模式図です。測定データや低下率の予測ではありません。X7Rの温度特性とDCバイアス特性は別々に確認します。
比較表で確認DCバイアス依存 ↓温度特性 ↓
FOCUS / 気になる違いから読む
クラス・誘電体
A / C0G
Class 1(常誘電体、TiO2系など)
B / X7R
Class 2(強誘電体、BaTiO3系など)
温度特性
A / C0G
0±30ppm/K。-55〜+125℃で約±0.54%(Wikipedia)
B / X7R
-55〜+125℃で±15%
DCバイアス依存
A / C0G
容量はほぼ印加電圧に依存しない
B / X7R
電圧が高いほど誘電率が下がる。標準試験電圧時の値から最大約80%低下する例がある
経年変化
A / C0G
大きな経年変化はない
B / X7R
あり。対数的に容量が低下(約2〜2.5%/デカード時間の例)
容量の範囲
A / C0G
ピコファラッドから低ナノファラッド程度
B / X7R
μF領域に達する。X7Rで最大約47μFの例がある
誘電率
A / C0G
約6〜200
B / X7R
約200〜14,000
主な用途
A / C0G
共振回路、フィルタ、発振器、タイミング、RF、精密アナログ
B / X7R
デカップリング、バイパス、結合、電源の平滑(最小容量が確保されればよい用途)
A / こんなときに検討
C0G
- 共振回路、フィルタ、発振器など、容量の安定性が求められる回路
- 温度や電圧で容量が変わると困る精密アナログやタイミング回路
- 長期間の経年変化を避けたい用途
B / こんなときに検討
X7R
- 電源ラインのデカップリングやバイパス
- 小さな実装面積で大きな容量を確保したい場合
- 容量の温度変動が±15%程度でも許容できる回路
観点ごとの違い
| 観点 | C0G | X7R |
|---|---|---|
| クラス・誘電体 | Class 1(常誘電体、TiO2系など) | Class 2(強誘電体、BaTiO3系など) |
| 温度特性図に戻る ↑ | 0±30ppm/K。-55〜+125℃で約±0.54%(Wikipedia) | -55〜+125℃で±15% |
| DCバイアス依存図に戻る ↑ | 容量はほぼ印加電圧に依存しない | 電圧が高いほど誘電率が下がる。標準試験電圧時の値から最大約80%低下する例がある |
| 経年変化 | 大きな経年変化はない | あり。対数的に容量が低下(約2〜2.5%/デカード時間の例) |
| 容量の範囲 | ピコファラッドから低ナノファラッド程度 | μF領域に達する。X7Rで最大約47μFの例がある |
| 誘電率 | 約6〜200 | 約200〜14,000 |
| 主な用途 | 共振回路、フィルタ、発振器、タイミング、RF、精密アナログ | デカップリング、バイパス、結合、電源の平滑(最小容量が確保されればよい用途) |
置き換え・調達で確認すること
仕様書と照らし合わせ、確認できた項目にチェックしてください。チェックはこのページを離れると消えます。
関連する比較
一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。