COMPARE / 選定と使い分け

C0GとX7Rの違い

C0G(NP0)は温度や電圧による容量変化がほとんどないClass 1。X7Rは誘電率が高いClass 2で、小型でも大きな容量を取れる一方、温度・直流電圧・時間で容量が変わる。

HOW IT WORKS / 仕組みから比べる

直流電圧をかけると、容量はどう変わる?

「比較表で確認」を選ぶと、対応する説明へ移動します。

C0G / 電圧による容量変化が小さい

容量 直流電圧 → 容量が安定 低下率は品番ごとの曲線で確認
温度補償用の誘電体です。DCバイアスによる容量低下は基本的にありません。

X7R / 使用電圧で容量を確認

容量 直流電圧 → 容量が低下する傾向 低下率は品番ごとの曲線で確認
公称容量だけで選ばず、使用電圧における容量を品番別の曲線から読みます。

線は傾向だけを表す模式図です。測定データや低下率の予測ではありません。X7Rの温度特性とDCバイアス特性は別々に確認します。

参考資料・更新情報 (1件)

確認日: 2026-11-01

FOCUS / 気になる違いから読む

クラス・誘電体

A / C0G

Class 1(常誘電体、TiO2系など)

B / X7R

Class 2(強誘電体、BaTiO3系など)

温度特性

A / C0G

0±30ppm/K。-55〜+125℃で約±0.54%(Wikipedia)

B / X7R

-55〜+125℃で±15%

DCバイアス依存

A / C0G

容量はほぼ印加電圧に依存しない

B / X7R

電圧が高いほど誘電率が下がる。標準試験電圧時の値から最大約80%低下する例がある

経年変化

A / C0G

大きな経年変化はない

B / X7R

あり。対数的に容量が低下(約2〜2.5%/デカード時間の例)

容量の範囲

A / C0G

ピコファラッドから低ナノファラッド程度

B / X7R

μF領域に達する。X7Rで最大約47μFの例がある

誘電率

A / C0G

約6〜200

B / X7R

約200〜14,000

主な用途

A / C0G

共振回路、フィルタ、発振器、タイミング、RF、精密アナログ

B / X7R

デカップリング、バイパス、結合、電源の平滑(最小容量が確保されればよい用途)

A / こんなときに検討

C0G

  • 共振回路、フィルタ、発振器など、容量の安定性が求められる回路
  • 温度や電圧で容量が変わると困る精密アナログやタイミング回路
  • 長期間の経年変化を避けたい用途
B / こんなときに検討

X7R

  • 電源ラインのデカップリングやバイパス
  • 小さな実装面積で大きな容量を確保したい場合
  • 容量の温度変動が±15%程度でも許容できる回路

観点ごとの違い

観点C0GX7R
クラス・誘電体Class 1(常誘電体、TiO2系など)Class 2(強誘電体、BaTiO3系など)
温度特性図に戻る ↑0±30ppm/K。-55〜+125℃で約±0.54%(Wikipedia)-55〜+125℃で±15%
DCバイアス依存図に戻る ↑容量はほぼ印加電圧に依存しない電圧が高いほど誘電率が下がる。標準試験電圧時の値から最大約80%低下する例がある
経年変化大きな経年変化はないあり。対数的に容量が低下(約2〜2.5%/デカード時間の例)
容量の範囲ピコファラッドから低ナノファラッド程度μF領域に達する。X7Rで最大約47μFの例がある
誘電率約6〜200約200〜14,000
主な用途共振回路、フィルタ、発振器、タイミング、RF、精密アナログデカップリング、バイパス、結合、電源の平滑(最小容量が確保されればよい用途)

置き換え・調達で確認すること

仕様書と照らし合わせ、確認できた項目にチェックしてください。チェックはこのページを離れると消えます。

仕様が決まったら

分類を選ぶと、見積依頼文の作成に進めます。メーカー一覧では購入先を確認できます。

積層セラミックコンデンサ(MLCC)の見積依頼文 → メーカー・代理店を探す ↓

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参考資料・更新情報 (2件)

一般的な傾向をまとめたものです。個々の製品の値はデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。