部品の温度グレード早見表
部品の型番末尾や仕様書にある温度区分が、どの温度範囲を指すかを確認するための表です。車載のグレードは AEC の規格で定義されていますが、民生・産業・軍用の区分はメーカーごとに決まるため、必ず個別のデータシートで確認してください。
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必要な温度範囲と、各区分の範囲の重なりを確認できます。
−60〜160 ℃の範囲で、下限 ≤ 上限となるように入力してください。
共通の横軸:−60 ℃ → 160 ℃。橙色は入力した必要範囲です。
−60−550105160 ℃
範囲の包含は、その部品の動作保証・認定を意味しません。民生・産業・軍用は記載資料の区分例です。AEC-Q101/Q200は最低要件としての記述なので、固定の上下限を持つ棒にはしていません。接合部温度と周囲温度も区別してください。
参考資料・更新情報 (6件)
2つの項目を並べて読む
見たい項目を左右で選べます。異なる製品・試験条件の数値は、そのまま優劣の比較には使えません。
- 区分
- 民生(Commercial)
- 動作温度範囲(℃)
- 0 〜 +70
- 何が定めているか
- メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の C 品)で同じ範囲
- 備考
- 他に Hi-Temp Commercial(-10 〜 +100)、Extended Commercial(-20 〜 +85)を設ける例がある(Renesas)
- 区分
- 産業(Industrial)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +85
- 何が定めているか
- メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の I 品)で同じ範囲
- 備考
- Renesas は拡張として Extended Industrial(-40 〜 +105)、Full-Range Industrial(-40 〜 +125)も区分している
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 3(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +85
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J(2023年8月)。周囲動作温度(ambient)
- 備考
- Renesas の区分表では産業と同じ範囲として並ぶ
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 2(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +105
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- 同上
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 1(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +125
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- TI の TL431 の Q 品(-40 〜 +125)も同じ範囲
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 0(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +150
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- Rev-J では、旧版にあった Grade 4(0 〜 +70)の項目が削除されている
- 区分
- 車載 AEC-Q101(ディスクリート半導体)
- 動作温度範囲(℃)
- 最低でも -40 〜 +125
- 何が定めているか
- AEC-Q101 Rev-E。ディスクリート半導体の周囲温度の下限要件
- 備考
- IC のようなグレード番号ではなく、最低要件として示される
- 区分
- 車載 AEC-Q200(受動部品)
- 動作温度範囲(℃)
- 最低でも -40 〜 +85
- 何が定めているか
- AEC-Q200 Rev-E。部品が認定される周囲温度範囲の下限
- 備考
- 部品メーカーが自社の規定範囲に対して認定する
- 区分
- 軍用(Military)
- 動作温度範囲(℃)
- -55 〜 +125
- 何が定めているか
- メーカーの区分表(Renesas の Mil、TI のデータシートの M 品)
- 備考
- 軍用規格品でも上限が異なる例がある(例:TI の LM120QML は -55 〜 150)
- 区分
- 民生(Commercial)
- 動作温度範囲(℃)
- 0 〜 +70
- 何が定めているか
- メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の C 品)で同じ範囲
- 備考
- 他に Hi-Temp Commercial(-10 〜 +100)、Extended Commercial(-20 〜 +85)を設ける例がある(Renesas)
- 区分
- 産業(Industrial)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +85
- 何が定めているか
- メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の I 品)で同じ範囲
- 備考
- Renesas は拡張として Extended Industrial(-40 〜 +105)、Full-Range Industrial(-40 〜 +125)も区分している
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 3(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +85
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J(2023年8月)。周囲動作温度(ambient)
- 備考
- Renesas の区分表では産業と同じ範囲として並ぶ
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 2(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +105
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- 同上
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 1(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +125
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- TI の TL431 の Q 品(-40 〜 +125)も同じ範囲
- 区分
- 車載 AEC-Q100 Grade 0(IC)
- 動作温度範囲(℃)
- -40 〜 +150
- 何が定めているか
- AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度
- 備考
- Rev-J では、旧版にあった Grade 4(0 〜 +70)の項目が削除されている
- 区分
- 車載 AEC-Q101(ディスクリート半導体)
- 動作温度範囲(℃)
- 最低でも -40 〜 +125
- 何が定めているか
- AEC-Q101 Rev-E。ディスクリート半導体の周囲温度の下限要件
- 備考
- IC のようなグレード番号ではなく、最低要件として示される
- 区分
- 車載 AEC-Q200(受動部品)
- 動作温度範囲(℃)
- 最低でも -40 〜 +85
- 何が定めているか
- AEC-Q200 Rev-E。部品が認定される周囲温度範囲の下限
- 備考
- 部品メーカーが自社の規定範囲に対して認定する
- 区分
- 軍用(Military)
- 動作温度範囲(℃)
- -55 〜 +125
- 何が定めているか
- メーカーの区分表(Renesas の Mil、TI のデータシートの M 品)
- 備考
- 軍用規格品でも上限が異なる例がある(例:TI の LM120QML は -55 〜 150)
| 区分 | 動作温度範囲(℃) | 何が定めているか | 備考 |
|---|---|---|---|
| 民生(Commercial) | 0 〜 +70 | メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の C 品)で同じ範囲 | 他に Hi-Temp Commercial(-10 〜 +100)、Extended Commercial(-20 〜 +85)を設ける例がある(Renesas) |
| 産業(Industrial) | -40 〜 +85 | メーカーの区分表。Renesas の区分表と、TI のデータシート(TL431 の I 品)で同じ範囲 | Renesas は拡張として Extended Industrial(-40 〜 +105)、Full-Range Industrial(-40 〜 +125)も区分している |
| 車載 AEC-Q100 Grade 3(IC) | -40 〜 +85 | AEC-Q100 Rev-J(2023年8月)。周囲動作温度(ambient) | Renesas の区分表では産業と同じ範囲として並ぶ |
| 車載 AEC-Q100 Grade 2(IC) | -40 〜 +105 | AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度 | 同上 |
| 車載 AEC-Q100 Grade 1(IC) | -40 〜 +125 | AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度 | TI の TL431 の Q 品(-40 〜 +125)も同じ範囲 |
| 車載 AEC-Q100 Grade 0(IC) | -40 〜 +150 | AEC-Q100 Rev-J。周囲動作温度 | Rev-J では、旧版にあった Grade 4(0 〜 +70)の項目が削除されている |
| 車載 AEC-Q101(ディスクリート半導体) | 最低でも -40 〜 +125 | AEC-Q101 Rev-E。ディスクリート半導体の周囲温度の下限要件 | IC のようなグレード番号ではなく、最低要件として示される |
| 車載 AEC-Q200(受動部品) | 最低でも -40 〜 +85 | AEC-Q200 Rev-E。部品が認定される周囲温度範囲の下限 | 部品メーカーが自社の規定範囲に対して認定する |
| 軍用(Military) | -55 〜 +125 | メーカーの区分表(Renesas の Mil、TI のデータシートの M 品) | 軍用規格品でも上限が異なる例がある(例:TI の LM120QML は -55 〜 150) |
読むときの注意
- AEC-Q100 の温度グレードは、周囲動作温度(ambient)の範囲です。接合部温度(ジャンクション温度)ではありません。
- 民生・産業・軍用の区分と記号は、メーカーや製品ファミリーごとに違います。同じ TI でも SM320C40 では M が -55 〜 125、S が -55 〜 100、C が -25 〜 85、L が 0 〜 70 で、C の範囲は TL431 の C(0 〜 70)と異なります。
- Renesas の区分表では、産業の -40 〜 +85 が AEC-Q100 Grade 3、-40 〜 +105 が Grade 2、-40 〜 +125 が Grade 1 と並びますが、温度範囲が同じでも AEC-Q100 の認定を受けているとは限りません。認定の有無は部品ごとの資料で確認してください。
- 電源部品などで別の上限(例:Renesas の Power Supply 区分は -40 〜 +130)を設けるメーカーもあります。
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規格は改訂されます。設計・調達の判断は最新の規格書やデータシートで確認してください。誤りはこちらからお知らせください。